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2010-03-12

IM@S FANT@SY Ⅴ 第二話 二つの世界-1

「姉さん…って、誰が?」

一同がレナを注視する中、沈黙を破って真美がレナに尋ねる。

「あなた達の後ろにいる人よ」

そう言ってレナがそこにいた一人の人物を指さし、みんながそちらを振り向く。

「えええぇぇぇ~~~!!お頭さんは兄ちゃんじゃなくて姉ちゃんだったの~~!?」

亜美が頭を抱えて大声で驚く。

ファリスはバツが悪そうに俯き、みんなから目を逸らした。

「……プッ…ククク…。」

その様子にクスクスと含み笑いを始め、

「アァハッハッハッ……!」

堰が割れたかのように真が大笑いを始める。

「なっ…!そんな笑うことないだろう!?」

ファリスが照れ隠しついでに声を荒げる。

「あっ…いえ、ごめんなさい。ハハ。
でも、ボク以外にも男の人に間違われる人がいるんだなぁと思ったら、
なんだか親近感が湧いちゃって♪」

「えっ…!何!?じゃあ、お前、女なのか!?」

「はい。そうですよ…。やっぱり間違えてたんですね!?くあぁ…。」

ファリスのリアクションに真がガックリと肩を落とした。

「でも、どうしてお頭さんは男の人のフリなんてしてるんですか?」

みんなが思ったであろう疑問を、雪歩が尋ねた。

「海賊の頭が女だなんてわかったらナメられるだろ?オレも。
…何より、子分や一味がな。だからだよ」

一通り話し終えて、今度はファリスが真に尋ねた。

「で、お前はなんで男のフリしてんだ?」

「な…!?ボクは違いますよ!その逆って言うか…女のコに見られたいんですけど…。」

ファリスはわざと男のフリをしているのに対して、真は男に間違われる。
男に見られることはあっても、二人は似て非なるものだ。

「そんなことより、早く行きましょう。あなた達も来てちょうだい」

腰の折れかけた状態を、レナがその言葉で立て直した。

「行くって…どこへですか?」

雪歩が尋ねる。

「ん~…なんというか、私の家よ」

「何だか素直にはついて行き辛い答えですね」

レナの答えに真がツッコむ。

「大丈夫だよ。何もねぇって。ほら、早く行こうぜ」

「お頭さんが言うなら間違いないね。早く行こうよまこちん♪」

亜美は自分がファリスに保護してもらったということからファリスを信用している。
そのためにファリスの往なした言葉に乗った。自分たちのメンバーから賛成者が出ては
それ以上追及することは仲間を疑うことにもなってしまうため、
雪歩と真もレナについていくことにした。

「さっきはバタバタしてしまって自己紹介がまだだったわね。私はレナ。よろしく」

「ファリスだ」

出口に向かいながらそれぞれが自己紹介をする。

「ボクの名前は真といいます」

「雪歩です。萩原雪歩16歳です」

「亜美です」

「真美です」

「「亜美真美で→す☆」」

「マコトにユキホ、アミに・・・マミね。よろしく」

出口に来たところで自己紹介が一通り済み、ファリスがあることに気付く。

「ん?レナ、方向、こっちじゃないんじゃないのか?」

レナたちは城とは違う方向に歩き出していた。

「いいのよ。こっちで」

そう言うと、レナは一人で走り始めた。

「あ…!おい!」

その後をみんなが追いかける。

「おぉ~い!ここよ!こっち!」

レナが空に向かって大きく両腕を振って何かを呼ぶ。

みんなの元に何かが飛んでくる。

「ここよ、ここ!オーライ、オーライ!」

レナがそれを着陸地点に誘導する。
それは太陽を背にしたことで、みんなを影の中にすっぽりと納めてしまった。

「な、何だ!?」

みんなが影に驚き、空を見上げた。それの正体にみんなはさらに驚くこととなった。

「ええええぇぇぇぇ!?」

「そんな!?」

「何アレ―――――!?」

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