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2010-08-10

IM@S FANT@SY Ⅴ 第五話 Party in the trouble!?-2

そしてこれ以後、彼女らの訓練は、戦闘で得られる最低限の経験値を除いては、
何らとして進展を見せないまま、3日目に突入した。

「なぁにやってんだお前ら!!」

ここまで来れば、イヤでも少々の上達が見られてもおかしくはない。
しかし、彼女らが自分の指示に従うのみばかりで、
自分の意図を汲んで行動している節が見られない事に、ついにファリスが声を荒げる。

しかし、誰一人として反省の声も反論も出せない。

特に真は、戦士系が自分一人であるため、完全なオーバーワークになり、
雪歩に支えられながら肩で息をしている状態である。

亜美と真美も、互いを支え合うのに手一杯で、
真たちや、まして戦局の把握などできる状態ではなかった。

沈黙を避けるようにファリスがわざとらしく大きなため息をつき、一人を名指しする。

「マコト」

「敵を倒す早さが落ちてるぞ。ペースを落とすな」

―――疲れているんだから、できるワケないじゃないか!―――

ファリスの言葉を聞き、そうは思っても口が開かない。

真の心中を察してか、ファリスが追い討ちをかける。

「疲れは理由にならんぞ。万全で戦えることの方が少ないんだからな」

「な…なんでそんなに真ちゃんを責めるんですか!?」

ファリスのあまりの物言いに、雪歩が食ってかかった。

「あぁ?お前、マコトをかばえた義理か?ユキホ。
お前だって、何回オレの指示を無視してる!全体化させると回復魔法は弱まるし、
特に!お前やマミは大したダメージも負ってない時がある!
そんなときに全体に回復魔法なんて使ったら、その分ロスが出るって何度も言ってるだろ!
それに、オレは『いざ!』って時のために、
回復魔法を使える余裕を考えながら指示してるんだ!
なのにお前はちょっと傷ついたからって、バカバカ使っちまう」

「だって…痛いのはイヤじゃないですか」

あまりにも感情にまかせたその発言と魔法の使い方に、
ファリスはさらに怒りを募らせた。

「ハァ!?オイ…お前、今人の話聞いてたか?」

「ひっ!」

ファリスのあまりの剣幕に雪歩が怯む。

「今はボクの話をしてたハズだ!雪歩は関係ないだろ!?」

そう言うと突然、真が雪歩の支えを振り切り、ファリスに掴みかかった!

「う、ぉ!?テメェ…!」

いかなファリスといえど、いくら真が弱っているといえど、
相手はジョブの力を使っているクリスタルの戦士だ。簡単には振りほどけない…!

馬乗りになった真が拳を振りかぶった、その時!

「まこちんやめてー!」

振りかぶった腕に亜美が全身でしがみついて、どうにか止めた。

そこには、怒りと悲しみに染まった3人の、荒い息使いだけが残った。

「……みんなの心がバラバラ」

その状況を見ていた真美のつぶやきに、否定の言葉を返せる者は誰もいなかった。

面倒くさそうに、ファリスが真を払いのけて起き上がる。

―――!!こんな時に…!―――

真の背中越しにファリスが気付き、重々しくその口を開いた。

「…戦闘態勢!」

「えっ!」

「こんな状態で…!?」

真美と雪歩が驚きつつも相手を確認しようと振り返った。
しかしその敵は、このパーティにとって、
というよりは、雪歩にとって最悪の敵であった。

「ワイルドナック」

それは群れをなして襲ってくる狼型の、いわゆる…

「イヌ」

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